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【脊柱側弯症の中学生のための治療法と注意点】

プロフィール写真.jpgこの記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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今回の記事では、「脊柱側弯症」に悩む中学生に向けて、
改善方法や治療法、手術を選択するときの注意点などを紹介します。

なるべく簡潔に難しい言葉を使わずに書いていくので、
情報や言葉が足りない部分もあるかと思います。

この記事を読んでわからないことや、気になる点がありましたら、
遠慮なくお問い合わせください!

思春期、成長期にみられる「脊柱側弯症」は、
早めに対処しないとどんどん進行します。

症状の進行を少しでもゆるめられるように。
できるなら改善していけるように、
少しでも参考になれば幸いです。

脊柱側弯症とは?

「脊柱側弯症」は、背骨(脊柱)が側方向に曲がる疾患です。

脊柱側弯症①.png

〈参考画像〉UPRIGHT八王子店内|側弯トレーニングセンターから引用
https://www.sokuwan-training.com/means/

特に成長期の中学生の女の子に多く見られ、
僕の経験では”細身で身長の高い”女の子が発症しやすい印象があります。

症状としては、

  • 腰痛
  • 姿勢のゆがみ
  • 背中の痛み
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 股関節痛

など。

全身にわたって様々な症状を訴え、
症状の数も個人差が大きいことが特徴です。

特に、思春期の女の子だと、
姿勢のゆがみやボディラインが悩み
となり、

  • 体育の授業での着替え
  • 部活動での着替え

などの、人前で服を脱ぐ際に、
「人目が気になってしまう」悩みもあります。

水泳の授業がある学校などでは、
そういった思春期の繊細な心にも配慮が必要になってきます。

診断方法

「脊柱側弯症」の診断は医師が行う、

  • 身体検査
  • X線検査

が基本です。

  • 背骨の曲がり具合(コブ角)
  • 椎体の捻れ(捻転度)
  • 整形外科的症状(腰痛や肩こりなど)

などを指標に重症度を判断して、
適切な治療法や治療計画を決めていきます。

病院としても、当院としても、
特に重要視している指標は”椎体の捻れ”です。

あえて乱暴な言い方をすると、

「背骨が曲がっているだけならそこまで重症ではなく、
 ”椎体の捻れ”が伴っていると手術も視野入れる」

というくらい大事な指標です。

当院に来られた患者さんたちにも、
整形外科で診察を受けた際のレントゲン写真を持参してもらい、
”椎体が捻れているかどうか?”を必ずチェックします。

整体院ではレントゲンは撮れないので、
細かく「姿勢」を診ながら判断をします。

この写真にあるように、
前屈をした時に”片側の背中が盛り上がる”場合は、
”椎体の捻れ”を疑います。

IMG_1890.jpg

椎体が捻れているか?いないか?で、
治療法も治療期間も大きく変わるので、
欠かせない指標になります。

治療法の選択肢

保存療法

保存療法は、手術を行わずに症状の改善を目指す方法です。

ここで気をつけていただきたいのは、

「1つの方法がベストで、1つだけ選べば治るわけではない」

ということ。

それぞれの治療法にメリット・デメリットがあり、
良さを掛け合わせたり、不足を補い合うことで、
治療効果を高めていくことができます!

①装具療法(コルセットなど)

脊柱を支え、側弯の進行を防ぐために特別な装具を装着します。
装具は、日中や睡眠時に着用することが多いです。

メリット:メジャーな治療法で、ゆがみの矯正力が強い
デメリット:見た目が悪い(目立つ)

②リハビリ(理学療法)

運動療法で筋力を強化し、柔軟性を向上させます。
自分で身体を動かしながら姿勢の改善と、側弯の進行防止を目指します。

メリット:自分の頑張り次第で早く良くなる
デメリット:体操が難しい、自分次第

③整体(手技療法)

施術者の手で筋肉を緩めたり、関節を動かすなど、
徒手的に症状や姿勢のゆがみを緩和させていきます。

メリット:症状の緩和が早い、施術中は楽に過ごせる
デメリット:費用がかさむ、専門家が少ない

「改善には時間がかかる」というデメリットは、
すべての選択肢に当てはまるので書きませんでしたが、
「時間や期間」はある程度、覚悟をしておいた方が良いです。

フィジカルバランスラボ整体院は名古屋でも数少ない、
レッドコード整体での『脊柱側弯症』治療を、
得意としている治療院ですが、
それでも治療・改善には時間がかかってしまいます。

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その上で、保存療法の選択肢をうまく掛け合わせ、
ご自身の生活スタイルに合う方法を見つけてください。

手術

重度の脊柱側弯症の場合は、
手術による治療が検討されることもあります。

〈診断方法〉の項目にも書きましたが、
”椎体の捻れ”が大きな指標になります。

背骨の曲がり具合が大きい場合、
多くは”椎体の捻れ”を伴っているので、
手術が優先順位が高くなってきます、

ただ、『脊柱側弯症』の手術は、
言ってしまえば『背骨』の手術になるので、
身体への負担や後遺症の不安は否定できません。

手術をするかどうかはドクターの意見と、
ご本人の意思で決めるしかないので、
慎重に検討をしてください。

注意点:経過観察は必須です!

成長期の子どもは、脊柱の状態が変わりやすいため、
定期的な医師の診察は必須です!

腰痛や頭痛などの症状が出ていなかったとしても、
必ず経過観察は続けてください!

これは言わずもがなですが、
装具・コルセットの着用やリハビリは、
継続が治療、改善の鍵です!

しっかりと姿勢や筋力が安定するまでは、
油断せずにリハビリを継続しましょう!

そして、これは親御さんやサポートをする人たち向けですが、
患者さん本人に対しての心のサポートがとても大切です!

多感な思春期の身体の変化に伴うストレスや不安は、
大人が思っている以上に影響を与えています。

本人が明るく振る舞っていても、
「気にしてないわけがない」と理解してください!

こういったメンタル的なサポートも、
『脊柱側弯症』治療には大切になります!

終わりに

『脊柱側弯症』の治療は、患者さんとその家族、
医療チームの協力が必要不可欠です。

今回の記事では「詳しさ」よりも、
「わかりやすさ」を重視して書きました。

情報が足りていなかったり、
言葉足らずな部分もあるかもしれませんが、
少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。

もし、ご不明な点やお悩みがございましたら、
いつでも公式LINEまでお問い合わせください(^^)

公式LINE:https://lin.ee/cZKMhZ6

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