新着情報

NEWS RELEASE 新着情報

2021年06月

【原因はどこにあるのか?】

【原因はどこにあるのか?】

ナスルディンという男が、
自宅の前の地面に這いつくばって、
探し物をしていた。

そこへ友人が通りかかって、
「何を探してるんだ?」と尋ねる。

ナスルディンは「カギだよ」と答える。

そこで友人も一緒に地面に這いつくばって、
カギを探しはじめてくれた。

だけど、なかなかカギは見つからない。

友人はナスルディンに聞いた。

 「どこでカギを無くしたんだい?」

ナスルディンは、

 「家の中だよ」

と答えた。

その答えに友人はさらに聞いた。

 「それなら、なぜ外を探してるんだ?」

するとナスルディンは答えた。


 「家の中よりも外の方が、
   明るくて探しやすいからさ」



 腰が痛い
 肩が痛い
 膝が痛い

身体に起きた問題を
解決しようと考えるとき、
僕たち治療家はついつい、

 解決“しやすい“方法で

解決しようとしてしまう。

表面的な

 筋肉が硬い
 姿勢が崩れている
 運動不足だ

という課題ばかりに
目を向けてしまう。


治療方針や経営スタイル、
仕組みや時間的制約で、
“効率”を優先するのはわかる。


でも、


 「外の方が明るいから」

と言って、
“探しやすい”場所を探しても、
『カギ=原因』は見つからない。


家の中が暗いなら、
明るくする方法を考えればいい。


 「家の中=生活習慣や日常生活動作」

の中でしか、
『カギ=原因』は
見つからないのだから。


 腰が痛い
 肩が痛い
 膝が痛い

という結果と、

 筋肉が硬い
 姿勢が崩れている
 運動不足だ

という課題は、

 どんな生活習慣なのか?
 どんな動作が多い生活なのか?
 どんな動きが苦手なのか?

という『原因』を【想像】する
ヒントや予備情報にすぎない。


今回、自分が膝を痛めて、
注射を打っても治らなかった経験から、
大切なことを学んだ。


姿勢分析やヒヤリングの精度を
もっと上げたいと思う。


家の中を鮮明に【想像】できるように。
家の中の詳細を教えてもらえるように。
家の中での過ごし方をデザインできるように。


カギが見つかれば、
必ず扉は開く。

【動かさないから動かなくなる】

【動かさないから動かなくなる】

僕が患者さんにお話しする内容の多くは、
身体に関する

 『認めたくない事実』

です。


その中でも今回は、

 『動かさないから動かなくなる』

というテーマでお話しします。


 肩が上がらなくなる
 だんだん身体が固くなる
 思うように歩けなくなる

そんな「自分がイメージしている」よりも、

 “身体が動かなくなる“

ことに対して、
不安や悲しさを感じる方は
とても多いです。


動物にとって、
“身体が動かなくなる”というのは、
“生命の危機”と同義です。

天敵に狙われやすくなるし、
襲われても逃げられないし、
群れの仲間を危険にさらしてしまいます。

人間(ヒト)も地球上の動物の一種ですから、
やはり“身体が動かなくなる”と、
動物的本能として危機感を感じます。


ただ、人間(ヒト)の場合、
野生の天敵に狙われるということは、
現代社会ではほとんどないので、
“生命の危機”には直結しません。


ですが、人間(ヒト)は、

“身体が動かない”ことで、

 生活や行動範囲
 人生への活力
 自分自身に対する自信

などを失ってしまいます。


最近では、

 生活習慣病
 メタボリックシンドローム
 うつ病

などの原因の一つに、

 「思うように身体が動かせない」
 ことによるストレス

が関係しているかもしれないとの、
研究論文も出ています。

論文の内容には、
年齢を重ねて、

 肩が上がらない
 膝が曲げにくい
 長時間歩けない

という身体的な不自由さで
大きなストレスを感じて、
うつ傾向になる高齢者が
増えているとのことでした。


なぜ、このような傾向に
向かっていってしまうのかと言うと、、

色んな理由やキッカケが
あるのは重々承知の上ですが、、


やっぱり根本的な原因は、

 『動かさないから動かなくなる』

だと感じています。


人間(ヒト)は動物です。

「動く」「物」と書いて、
「動物」なんです。

「動物」は動かないと、
動けなくなる性質を持っています。


 肩や腕を90°以上動かさなければ、
 肩や腕は90°以上上がらなくなります。

 股関節を120°以上開かなければ、
 永遠に120°以上開くことはありません。

 1日3,000歩以上歩かなければ、
 3,000歩以上“歩けない身体”になります。


認めたくないかもしれませんが、
これが人間(ヒト)という動物の事実です。


こういう話をすると、
だいたいの方が苦笑いします笑

たぶん多くの方が、
頭ではわかっているんだと思います。


でも僕は、
たとえ苦笑いされても、
この事実を伝え続けなければなりません。

患者さんと関われるわずかな機会で、
少しでも患者さんの身体と生活が、
良い方向に向くように努めることが、
【治療家】としての信念だからです。


 人間は「動物」
 動かさなから動かなくなる


この『認めたくない事実』を
あなたはどう感じますか?

【奥村的1番カンタンな肩こり予防法】

【1番簡単な「肩こり予防法」】

肩こりって辛いですよね。。


肩がガチガチになって、
どんより重くなるし。

酷くなると頭痛まで出てくるし。

背中が丸まって、
姿勢もカッコ悪くなる。


パソコン・スマホが普及して、
仕事もプライベートでも
俯いたままの時間が増える。

“現代病”とも言われる肩こりですが、
予防法はちゃんと存在します。


それはどんな方法かと言うと、、


 『仰向けで“大の字“になって寝る』


です!


この方法が奥村的に、
「1番簡単な肩こり予防法」です。


人間の「頭」は、
成人で約8Kgもの重さがあります。

少し小さい米俵を、
自分の“首だけ”で支えると
想像してみてください。

その重さを“首だけ”で支え続けるのは、
人体の構造上かなり大変ですよね。


本来であれば8Kgの頭の重さを、

 背骨全体
 肋骨
 骨盤
 
の大きな骨で支えるのですが、、

座ったままの姿勢では、
“首だけ”で支える形になります。

それが

 何時間も
 何日も
 何年も

ずーっと続けば、
首や肩に負担が
どんどん溜まっていきます。


なので!


この8Kgある頭の重さを、
どこかに『預けて』しまう!


1番簡単なのは、
『床に頭を預けて』仰向けで、
寝転がってしまうことです!


『床に頭を預ける』ことで、
首が頭の重さから解放され、
筋肉や関節が休めるようになります。

とは言え、、

自宅ならまだしも、
職場で『床に頭を預ける』
わけにはいかないので笑

 椅子の背もたれ
 壁

などに『頭を預ける』などの
環境に合わせた工夫は必要です!


仕事の合間の3分でもいいので、

 『頭を預ける=首を休ませる』

ことを意識してみてください!

少しでも肩こりがラクになるように、
心から願っております(^^)/

【腰痛で通われる患者様の声】

【腰痛で通われる患者様の声】

Q1.フィジカルバランスラボ整体院の施術を
  受ける前はどんなことで悩んでいましたか?

A.「腰痛がひどかったので、
  その改善をしたかったです」


Q2.フィジカルバランスラボ整体院を
  どうやって知りましたか?(HP、紹介など)

A.「インターネットで調べて見つけました」


Q3.フィジカルバランスラボ整体院を知って
  すぐに予約しましたか?何か不安はありましたか?

A.「インターネットで見つけてすぐ電話しました」
 「他とは違う施術なので少し心配でした」


Q4.他にも様々な治療院・整体院がある中で、
  フィジカルバランスラボ整体院の施術を受ける
  決意をした決めては何でしたか?

A.「他の方の口コミでとても腰が良くなった!
  などを見てここにしようと思いました」


Q5.実際に施術を受けられて良かった点を
  3つほど教えてください。

A.①「初めに写真を撮ってもらって、
   自分の身体の状態を教えてもらえたこと」
 ②「身体の状態がどうなっているか?
   どうしたらいいか?わかりやすく
   教えてもらえること」
 ③「家でできることや、ストレッチを教えてもらえる」
 ④「施術を受ける前と後で変わっていることを
   自分で実感できること」


Q6.もしフィジカルバランスラボ整体院を
  ご友人に紹介していただけるとしたら、
  何と言って紹介されますか?

A.「他とは違っていて、自分の今の状態を
  教えてもらえるし、どうしたら良いかも
  教えてもらえるし、前と後で全然違うから
  1度行ってみて!」


           外間恵理華 様 30代女性 会社員

とても丁寧に、嬉しいお言葉、
本当にありがとうございます(^^)

【「痛みを取る」と「治す」の違う】

【「痛みを取る」と「治す」は違う】

最近、膝を痛めました。

去年の4月から続けている、
職場から自宅までの徒歩帰宅。

片道45分くらいの歩きですが、
ジワジワと負担が溜まっていたみたいです。


知り合いの先生に
整形外科を紹介してもらい、
レントゲンとエコーで診断。

 「あー、炎症してますね」
 「内側側副靱帯と内側半月板に
  ハッキリと炎症の影が見えます」

とのこと。


なんとなくの自己診断はできても、
身体の中がどうなっているかはわからないし、
“現状”がわからないままでは、
適切な対処法を選べない。


病院では、

 膝の中が炎症している
 ↓
 痛みが出ている
 ↓
 消炎鎮痛剤と局所麻酔を注射
 ↓
 痛みが引くのを待つ
 ↓
 痛み止めの飲み薬をもらう
 ↓
 普段は自分でアイシングする

という処置と指示をいただきました。


今回紹介していただいた
整形外科の先生は、
とても柔軟な考えの先生で、

 「痛みと炎症は注射で緩和できるけど、
  『痛みと炎症が起きた原因』は
  注射ではなんとかできないからね」

とハッキリ言ってくれました。


「痛みを取る」ということを、
「痛みを感じなくなる」と置き換えれば、

 消炎鎮痛剤
 麻酔
 神経ブロック

などの薬を使って、
痛みを“感じさせなければ”
「良くなった」と思えるかもしれない。


でも、


「治す」ということを、
「痛みが発生した原因を改善する」
と置き換えれば、

 膝に負担をかける姿勢を整える
 膝に負担をかける歩き方を修正する
 膝に負担をかける靴を変える
 膝に負担をかける筋力低下を改善する
 膝に負担をかける関節の動きを改善する

という選択肢が出てきます。

僕たち治療家は、
薬を投与したり
手術ができない代わりに、

 姿勢が崩れる
 ↓←『痛みが発生した原因』を改善する
    ことが求められていると思っています。
 
 関節の動きが悪くなる
 ↓
 筋肉が硬くなる 
 ↓
 関節に負担がかかる
 ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 膝の中が炎症している
 ↓
 痛みが出ている
 ↓
 消炎鎮痛剤と局所麻酔を注射
 ↓
 痛みが引くのを待つ
 ↓
 痛み止めの飲み薬をもらう
 ↓
 普段は自分でアイシングする


病院では、
「痛みを取る」ことはできても、
「治す」ことはできないのかもしれません。

現に僕の膝は、
注射を打って1日足らずですが、
もうすでに痛みを感じています。


「痛みを取る」と「治す」は違う。

僕は治療家として、
「治す」にこだわります!

【患者さんとサッカー談義!】

【先生、「戦術」と「戦略」って何ですか?】

小学校5年生のサッカー少年を持つ、
とても勉強熱心な患者さん(お母さん)。

息子さんが所属する、
少年サッカークラブでの
試合の話やコーチの話など、
いつも会話が弾みます(^^)


こう見えて(どう見えて?)奥村は、
実はサッカー小僧だったりもするので、
サッカーの話は大好物。


今日の患者さんは、
何やら息子さんと一緒に
「戦術」と「戦略」に
頭を悩ませているそう。

サッカーにおける「戦術」って、
チームによって全然違うし、
指導者の方針でガラッと変わる。

「戦略」なんて指導者の
「サッカー観」みたいなものだから、
ハッキリと理解するのは難しい。

ましてや小学校5年生と一緒に、
「戦術ってなに?」
「戦略ってなに?」
を考えるお母さんは、
なんて答えたらいいかわからないですよね。


それを踏まえた上で、

 「先生、戦術と戦術って何ですか?」

という患者さんの質問に、

 「戦術っていうのは、
  “小さな約束事”のことで、

  戦略っていうのは、
  “大きな約束事”のことですよ」

と答えてみました。


例えば「“守り“の戦術」で言えば、

 サイドを攻められたら、
 ニアのスペースを埋める

 相手のエースには
 2人でマークする

 相手のFWは左利きだから、
 左足の前に立ってディフェンスしろ

みたな感じ。

「戦略」で言えば、

 全員攻撃・全員守備だ

 3点取られても4点取ればいい

 ボールを持ったら観客すべてが
 自分を見ていると思え!
 そして一歩でもボールを
 ゴールに近づけろ! by久保嘉晴

みたいなのかな?


こういう“小さな約束事”と、
“大きな約束事”が明確で、
みんなが徹底できるチームが、
競合チームだったりするわけです。


「こんな感じなら、
 イメージ掴めます?」

って聞いたら、

 「これならうちの子にも
  わかると思います!」

ですって(^^)


あー。
息子サッカーやらないかなー。

【奥村のポリシー】

【風邪に胃薬は出せない】

柔道整復師という職業は、
医療国家資格を持った医療従事者です。

ちゃんと専門学校に通って、
ちゃんと専門知識を学んで、
ちゃんと国家試験をクリアした、
国から認められた医療従事者です。


専門知識と特定分野での経験で、

 「治療を行う」

ことが認められているわけですが、、

この

 「治療」

というのは、

 「施術(身体に触れる)」

だけを指す言葉ではありません。


 身体がどういう状態なのか?
 何が原因で痛みが出ているのか?
 姿勢の歪みはどこが震源地なのか?

という『見立て』も含みます。

柔道整復師は“診断”はできないので、
あくまでも『見立て』です。


でも、この『見立て』が間違っていたら、
適切な「治療」はできません。


腰痛の原因が『首にある』のに、
『そこ』を無視して腰を施術しても、
治るわけがないんです。


 風邪を引いてるのに、
 胃薬を飲んだところで、
 風邪は治りません。


どんなに患者さんが、

 「胃薬をくれ!」

と言っても、
渡すことはしたくないんです。



確かに昔は胃薬を渡してました。

整体院経営を“サービス業”と捉えるなら、
お客様が求めるものに応えるのが、
“サービス業”としての役割ですから。


経営者の自分と、
医療従事者の自分との間で、
長く葛藤してきました。


でも、、


医療従事者として、
治療家としての役割は、

やっぱり

 「治療を行う」

ことだと思うんです。


風邪を引いている患者さんには、

 「〇〇さんは風邪を引いてるんで、
  胃薬じゃ治りませんよ」

と専門家としての見解を伝える。


世の中の人全員が
正確に自己診断できて、
問題を解決できるなら、
【専門家】という職業は
存在してないはず。

この『見立て』の可能性の高さが、
【専門家】に1番必要なスキルと思います。

僕は風邪に胃薬は出せません。

「腰が痛い」と言っている人の、
腰を揉む“だけ“というのはできません。


これが治療家として【ありたい姿】であり、
これが僕の【ポリシー】です。