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【脊柱側弯症から股関節痛に…それでもゴルフを続けたい!】

「これまでゴルフを続けてきたけど、
 痛くてもう限界なの」

そう言って来院された患者さん。

右股関節に強い痛みが出始め、
ゴルフどころか日常生活もままならなくなってきたそう。

患者様の背景

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・60代女性
・ゴルフ歴30年以上
・”脊柱側弯症”と診断させた経歴あり

細身で、今でも週に2回のラウンドをしていて、
「ゴルフをすることが生き甲斐」という方。

以前は、競技ゴルフをされていて、
高いレベルの大会に出場していたそうです。

ですが、10年以上前に左腰部を痛めてしまい、
競技ゴルフを続けることは諦めてしまいました。

それでも無理のない範囲で、
「楽しむゴルフ」は続けていました。

ですが、今度は右腰部〜右股関節に痛くなり
日常生活に支障をきたすようになってしまいました。

症状の詳細

大きな症状は、、

歩行時に右股関節に痛みを感じ、
ゴルフのスイング時には痛みがさらに強くなる。

大腿部外側には軽度のしびれや締め付け感があり、
脊柱側弯左胸郭下垂、左骨盤挙上の症状も見られます。

いつから”脊柱側弯症”になったのかはわからず、
長い時間をかけてゆっくりと姿勢が歪んでいった可能性はあります。

過去に痛めた左腰、
こんか痛めた右股関節も、
”脊柱側弯症”の影響は否定できません。

痛みや歪みを我慢してゴルフを続けたことも、
もしかしたら影響しているかもしれませんね。

目標の設定

当院での治療を受けていただくにあたって、
3つの目標を立てました!

1. 日常生活が楽に過ごせるくらいに痛みを取りたい!
2. 痛みなくフルスイングしたい!
3. 楽しく長くゴルフを続けたい!

これらの目標を達成するために、
まずは日常生活での痛みを軽減することから始めます(^^)

治療プラン

ますは「痛み」をなんとかしなければなりません。

右股関節の痛みは、右中殿筋と右梨状筋の過緊張からきていて、
脊柱側弯による上半身の重心の右偏位が原因だと考えました。

治療プランとしては

1. 左中殿筋・左梨状筋に関連する筋・筋膜をリリースし、痛みの軽減を図る
2. 胸郭にアプローチし、右に偏位した上半身の重心を正中線上に近づける
3. 左中殿筋の筋出力アップトレーニングを通じて、歩行の安定と左荷重の意識を高める

本人にも納得してもらい、
長期戦を覚悟しつつも治療を開始!

患者さん本人の感覚として、
初回から3〜4回の治療で姿勢の改善と、
日常生活上の痛みの軽減を実感してくれました(^^)

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さらなる改善に向けて

現状は順調に痛みが軽減してきているそうなので、
日常生活が楽になってきているそうです!

次は「痛みなくフルスイングしたい!」という目標に向けて、
治療内容を調整していく予定です!

少しでもこの方が長く楽しくゴルフが続けられるように、
精一杯サポートしていきます(^^)/

 

【執筆者】
柔道整復師
フィジカルバランスラボ整体院
院長 奥村龍晃